体幹ケアを行うためには、何か特別な施設でなければならない、とお考えではないでしょうか?
実は、ご自宅などのちょっとしたスペースで可能なのです。
マンションのLDKくらいの広さがあればお友達といっしょに行うこともできます。
今回はそのように集って体幹ケアを行なっているグループを取材しました。
集いの場であるマンションにやってきた「nana」さん。
抱っこしているのはなんと4人目の娘さんとのこと。
1人目の出産の時から体幹ケアを行なっており、「やるのとやらないのでは全然違います!」と言います。
さらに「出産した後でも骨盤底筋を締めることができると、子供と一緒に縄跳びができるんですよ」とも。
これは出産の経験がある方には、オドロキの事実かもしれませんね。
体幹ケア指導者の「たばた はるみ」さんと待ち合わせし、今回の会場である「あんちゃん」さんのお宅へ。
お子さんにかじられてしまった、というひめトレを手にするnanaさん。
海外で生まれ育ち、日本に帰化されたという「もりもり」さん(右)も合流され、さっそくセッション開始。
まずは体の現状把握からです。
たばたさんのセッションはそのほとんどがひめトレ。他には足ツボ刺激などのメニューも加わります。
座って行うひめトレは、このようにマンションの居室でも行うことができます。
この場所を提供しているあんちゃんさんはこのために分割式のマットを購入。
開催のたびにセッティングされているそうです。
(お菓子をあけてほしいとおねだりする様子も)
セッションの合間には、最近起こったことや身近なテーマでの雑談も混じります。
運動そっちのけでつい盛り上がりそうになりますが、たばたさんが巧みに路線修正していきます。
ひめトレのペンギンというエクササイズ。足の間に挟まったひめトレが気になる様子です。
もりもりさん。
「久しぶりの参加。だいぶリラックスできました。ありがとうございます」
あんちゃんさん。
「月に一度こうやって集まって、体にいいことをして、その後にみんなでお話をして盛り上がっています」
セッションのあとはティータイム。この集いが心身ともにリフレッシュする貴重な機会になっているようです。
体幹ケア指導者のたばた はるみさん。
水中フィットネスインストラクターの肩書きも持ち、そちらの活動も精力的に行なっています。
ご自身が産後のトラブルを自覚したころに、骨盤底筋エクササイズであるひめトレに出会い、指導者資格を取得します。
子供から高齢者までできるエアロビ系の運動やひめトレを交えたセッションが人気で、多忙な日々を過ごされています。
そんな彼女の願いは「ひめトレの存在がもっともっと世の中に知れ渡ってほしい」ということ。
からだにまつわる多くのトラブルが骨盤底筋の活性化で解決する可能性があるといいます。
もう一つの彼女の目標は、直接体に手を触れることでのアプローチ。
「揉んだりほぐしたりすること」と「運動」の両方の手段で多くの方の健康に寄与したい、と語ってくれました。
そんな彼女の願いが一日もはやく叶う様に願って、取材を終えました。