オンリーワンのマイトレーナー〜出逢えてよかった【中山慶子さん取材】

定年退職後に運動教室に通い始める

石川県にお住まいの中山慶子さん。

退職後に地域の運動教室に通うようになりました。

若い頃は卓球やバドミントンなどラケットスポーツをされていたとのことで、退職後も体を動かすために通われることにしたのだそうです。

そんな中山さん。教室に15年も通われたそうですが、徐々に「周囲と同じようにはできない」ことを感じ始めました。

「みんなの迷惑になるんじゃないか」

そう感じ始めると、周囲と同様のプログラムが精神的に負担に思えるようになりました。

性格的にも集団に加わることがあまり馴染めなかったともいいます。

グループレッスンからパーソナルレッスンへ

ご主人の介護などもあり、運動教室から足が遠のくことも。そのような日々を過ごしていたところ、ご主人が先立ってしまわれました。

悲しみが落ち着いた頃、再び体を動かしたい、何か体に良いことがしたい、と思うようになります。

相談したのは、グループ指導でお世話になっていた中嶋佳奈恵トレーナーでした。

中嶋トレーナーが、パーソナル(個人)指導も行なっている、とのことで見学に行き、そこから一、二週間に一度程度通い始めるようになりました。

彼女の目標は「一生、自分の足で歩けること」だそうです。

自分で車を運転し、スタジオまで通う

中山さんは一人暮らし。近くに子供さんも住まわれていますが、日常のことはすべて一人で行えます。

中嶋トレーナーとのセッションにも自ら車を運転して通ってきます。

スタジオの駐車場は、正直狭い…のですが中山さんはスムーズに車庫入れされます。

体の不安は、胃腸が弱いこと、だそう。

それ以外は目も耳もしっかりしており、特に心配な点はないと語ります。

中嶋トレーナーとのセッションは、

・現状把握

・ストレッチポール®ひめトレ

・ストレッチポール®

・四つ這い運動

・マットピラティス

・ポールウォーキング

などで1時間ほど。最後にはビフォー&アフターの比較も行います。

中山さんの状態に常に気を払いながら指導を行なっていく中嶋さんの姿が印象的でした。

自宅でもマイコンディショニング習慣

そのような充実したセッションですが、一、二週間に一度では、中山さんは「足りない」と感じています。

そのためご自宅でもストレッチポール®だけはなるべく乗るようにしている、とのことです。

ご自宅での様子(ご家族提供)

最低限、週に4回は乗るようにしている、と中山さんは語ります。

「乗るのと乗らないのでは、足の疲れなどが全然違います」ともいいます。

このような日常的な習慣ですが、中嶋トレーナーの積極的な働きかけも大きいようです。

中嶋トレーナーが、中山さんと交わしている日頃の「できごとノート」。

日に3つは良いことを書きましょう、と始めたノートですが、日々のできたことやできなかったことも書き連ねられています。

「このノートに書くネタを探すために、運動を行なっている」と中山さんは笑います。

コロナ禍あけで運動が足りていなかった頃に比べて、変化が現れています。

より進化を求めてチャレンジ

2ヶ月後、私たちは再び中山さんと中嶋トレーナーを取材しました。

若い頃に鍛えたおかげで、中山さんは腕の力が強いのですが、その反面、姿勢の保持にも両腕の力に頼るところがあるようで、腕の力に頼らずに姿勢を保持するのが難しいように思われました。

プランクという体幹保持動作を40秒以上こなすことができます

そこで腕の力にあまり頼らずに姿勢を保持する感覚をつかむために、今回からスイングストレッチ®を使用することになりました。

体幹にしっかり力を入れつつ、四肢は脱力する感覚を体にインストールしていきます。

セッション後、腕をあげることが軽くできるように感じられました。

「毎回のセッションを楽しみに、日々を過ごしている」

セッションを終えたお二人にお話を聞きました。

中嶋トレーナーとのパーソナルセッションに通う前、中山さんはもみほぐし屋さんの常連だったとのこと。

揉んでもらったその日はいいが、翌日には痛みが再発、そしてまた通う、という繰り返しでした。

中嶋トレーナーのセッションを受けるようになり、もう5年行ってないそうです。

運動という根本にアプローチする解決策により、行く必要がなくなったと感じています。

微笑ましかったのはお二人の関係。

クライアントの中山さんにすれば、中嶋トレーナー(先生、と中山さんはいいます)は娘さんのような年齢。

実際の娘さんに言えば、心配してしまうような日々の不満や心配事も、中嶋トレーナーには気兼ねなく話せる、といいます。

中嶋トレーナーにしてみれば、中山さんはお母さん世代です。

中嶋トレーナーのお母さんは、介護施設に入所しており、もう運動指導をしてさしあげることはかないません。

母親にできなかったことを中山さんにさせていただいている、と中嶋トレーナーは話します。

「自分一人ではこれだけ継続できない」と中山さんは語ります。

定期的に、自分の弱いところをアドバイスしてもらって、日々の課題を与えてもらって、パーソナルの時にさらに刺激を受ける。

その繰り返しが5年間の継続につながってきました。

他に、体のために何か良いことをしているわけではない、という中山さん。

性格的にも、どこかの会に所属したり、集団で行動することは向いていないといいます。

そんな中、気兼ねなく、自分に集中して指導してもらえる中嶋さんのパーソナルセッションが向いていたと考えます。

中嶋トレーナーも、常に中山さんに寄り添っている姿勢が印象的でした。

「毎回のセッションのために、日々暮らしている」。生活スケジュールの軸がセッションにあるという意識で、中山さんは過ごされています。

「一回でも多く、中嶋トレーナーのセッションを受けたい」。

そう語る二人の「マイコンディショニング」が末長く続くように願い、私たちはスタジオを後にしました。

 

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