――「今の自分に合っているか」を大切にしてください
骨盤底筋ケアについて調べていると、
こんな疑問を持つ方が多くいます。
産後でもやっていいの?
更年期だけど遅くない?
年齢によって方法は変えた方がいい?
結論から言うと、
骨盤底筋ケアは、年代や状態によって「選び方」が変わります。
そしてそれは、
「できる・できない」という二択ではありません。
「今の自分に合っているかどうか」
が何より大切です。

産後は、
骨盤底筋にとって特別な時期です。
これらが重なり、
回復途中の状態にあります。
産後に大切なのは
早く鍛えること
ではなく
無理をしないこと
痛みや違和感がある時期は、
自己判断でのケアは控え、
必ず医師や専門家に相談してください。
落ち着いてから行う骨盤底筋ケアは、
「感じる」「休ませる」「呼吸と合わせる」
といった穏やかなアプローチが基本になります。
更年期以降は、
などにより、
「以前と同じやり方が合わない」と感じる方が増えます。
この時期に多いのが、
効かせようとして力を入れすぎる
不調を我慢して続けてしまう
というケースです。
更年期世代に必要なのは
強さ
ではなく
安心して続けられること
体調の良い日・そうでない日がある前提で、
その日の身体に合わせて調整できるケアが向いています。
一方で、
という方は、
骨盤底筋を「力で扱おう」としがちです。
しかし、
骨盤底筋は他の筋肉と違い、
常に働く
無意識で支える
役割を持っています。
そのため、
頑張るほど固まる
力を入れるほど感覚が鈍る
ということも少なくありません。
この世代でも、
「頑張らない練習」が重要になります。
年代や状況は違っても、
骨盤底筋ケアを選ぶときに共通する基準があります。
それは、
ということ。
「頑張らなくても続けられるか?」
この視点は、
どの年代でも変わりません。

ひめトレは、
という設計思想を持っています。
だからこそ、
それぞれが、
自分のペースで使いやすいケアになっています。
もちろん、
すべての人に無条件で使えるわけではありません。
体調に不安がある場合は、
必ず医師や専門家に相談してください。
骨盤底筋ケアに、
「もう遅い」「まだ早い」はありません。
大切なのは、
その視点で選ぶことです。
ひめトレは、
身体の声を尊重しながら使える選択肢のひとつ。
誰かと比べる必要はありません。
年齢で決める必要もありません。
今のあなたの身体に合ったケアを、
丁寧に選んでください。
それが、
骨盤底筋と長く付き合っていくための
いちばんの近道です。
シリーズを読んでくださった方へ
ここまで12回、骨盤底筋ケアについて集中連載をしました。
ここまで丁寧に読み進めてくださり、ありがとうございました。
このシリーズが、骨盤底筋ケアについて
不安を減らす
選択の軸を持つ
身体を信頼する
きっかけになれば幸いです。
ひめトレは、
「正しく使われること」を何より大切にしています。
どうか、
あなたの身体にとって無理のない形で、
必要なときに役立ててください。