「治療」ではない、「動ける身体」がゴール【体幹ケアインタビュー】

「身体を動かすことを諦めない。」

兵庫県・甲子園で、一人ひとりの“できる”を支えるNDYの体幹ケア

「もう年齢だから仕方がない。」
「手術をしたから以前のようには動けない。」
「腰や膝が痛いのは付き合っていくしかない。」

身体に不安を抱えている方ほど、そんな言葉を口にします。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

兵庫県・甲子園にあるNDYでは、子どもから90代まで幅広い世代の方が、それぞれの目的に合わせて身体づくりに取り組んでいます。

その中心にあるのは、「身体を動かすことを諦めない」という考え方です。

院長の石床さんは、こう話します。

「私たちは、手術をした人でも通える場所を目指しています。怪我をしている方も、高齢の方も、運動していい状態であれば身体は動かした方がいい。その環境をつくりたいと思っています。」

この想いは、石床さんが病院でリハビリテーションに携わってきた経験から生まれました。

「治療」ではない、「動ける身体」がゴール

石床さんは、病院で手術後の患者さんや外来リハビリテーションを担当してきました。

その後、フィットネスジムの運営にも携わり、治療から運動まで一貫して関わる中で、一つの答えにたどり着きます。

「身体を動かせる状態であれば、運動した方が人生は豊かになる。」

痛みを取り除くことだけが目的ではありません。

その先にある「趣味を続けられる」「旅行へ行ける」「家族と出掛けられる」といった日常生活まで見据えることが、本当に大切なことだと考えるようになりました。

だからこそNDYでは、治療だけで終わるのではなく、その人が自分らしく動き続けられる身体づくりを目指しています。

一人ひとりに合わせた環境づくり

NDYには、小学生から80代、90代まで、実に幅広い世代の方が通っています。

スポーツ競技に取り組む学生や一般のスポーツ愛好家はもちろん、「健康のために身体を動かしたい」という方も少なくありません。

施設は、1階が治療、2階がフィットネスという構成になっており、体幹ケアを中心に、それぞれの目的に応じたサポートを行っています。

さらに、卓球を通じた運動指導や、リラックスを目的としたヨガ教室なども開催。

年齢や運動経験に関係なく、「今できること」から始められる環境が整えられています。

施設名の「NDY」は、「Now Do It Yourself」。

「今、自分にできることをやる。」

そんな想いが込められています。

「伝わる」ことを大切にした指導

石床さんが指導で最も大切にしていることがあります。

それは、「分かりやすく伝えること」です。

※NDYではデイサービスも行っておられます。

身体の状態を専門用語で説明するだけでは、人はなかなか行動に移せません。

「どうして痛いのか。」
「なぜ姿勢が崩れているのか。」

その理由を自分自身で理解できて初めて、改善への第一歩が始まります。

そのために活用しているのが、姿勢や動きを可視化する「Poslog」です。

以前は鏡を見ながら一つひとつ説明していましたが、現在では実際の動きを動画で確認しながら、変化を一緒に見ていきます。

利用者からは、

「私ってこんな動きだったんですね。」

「こんなに左右差があったんですね。」

そんな驚きの声が上がることも少なくありません。

石床さんは、「自分と利用者が同じものを見ながら話せるようになったことが一番大きい」と話します。

身体の状態を”見える化”することで、納得しながら改善へ取り組めるようになったのです。

「身体を動かせる喜び」を取り戻した

NDYには、10年以上通い続けている女性がいます。

現在89歳。

79歳から運動を始めました。

きっかけは、「健康のために身体を動かしたい」という想いでした。

しかし、その後、腰や膝の痛みで思うように歩けなくなる時期を経験します。

病院では「骨には異常がない」と言われても、本人には確かに痛みがありました。

歩けなくなることへの不安。

「また突然痛くなったらどうしよう。」

そんな気持ちを抱えながら過ごしていたといいます。

それでもNDYで治療と運動を続ける中で、少しずつ身体への不安は小さくなっていきました。

今ではゴルフも楽しみながら、「転ばずに生活したい」という目標に向かって、毎週身体を動かしています。

「運動神経は、お母さんのお腹の中に置いてきました。」

そう笑いながら話す姿からは、身体を動かすことそのものを楽しんでいる様子が伝わってきます。

体幹ケアとの出会いが変えたもの

石床さんが体幹ケアに出会ったきっかけは、一冊の雑誌でした。

そこで紹介されていたコアコンディショニングの記事を読み、「これはやってみたい」と感じたそうです。

実際にストレッチポール®を使ったベーシックセブンを体験したとき、身体が自然と沈み込むような心地よい感覚に驚きました。

「この感覚を、多くの人に伝えたい。」

その想いから学びを深め、体幹ケアを指導に取り入れるようになりました。

利用者からは、

「何回やっても身体が軽くなる。」

「やめられない。」

そんな声が自然と聞かれるようになり、膝や腰の痛みを訴える方も少しずつ減っていったといいます。

「目の前の人に何ができるか」

最後に、これからの目標を尋ねると、石床さんは静かにこう答えました。

「特別なことではありません。ただただ、目の前にいる人たちに何ができるだろうか、それを積み重ねるだけです。」

派手な言葉ではありません。

しかし、その言葉には、病院勤務時代から変わらない信念が込められています。

身体を動かすことを諦めない。

年齢や怪我、手術の経験を理由に可能性を閉ざさない。

一人ひとりが「今できること」を積み重ね、自分らしく動き続けられる毎日を支えていく。

兵庫県・甲子園にあるNDYは、そんな想いを形にし続けている場所です。

身体を整えることは、人生を豊かにすること。

その一歩を踏み出したい方にとって、NDYはきっと心強い存在になってくれるでしょう。