高校生の未来を守る「体幹ケア」千葉県高体連での実践と最前線

千葉県立佐原白楊高等学校にて、千葉県高等学校体育連盟第4地区、運動系部活動顧問向けの研修会が開催されました。日本コアコンディショニング協会副会長の石塚氏を講師に迎え、「怪我を未然に防ぎ、最高のパフォーマンスを引き出す」ための、体幹ケアの理論と実践が紹介されました。

一般の方々にも知っていただきたい、現代の部活動やスポーツ現場で注目されている体幹ケアの取り組みについてレポートします。

石塚氏から、体幹の仕組みや部活動に活かすための基礎知識についての講義がありました。

スポーツにおいて、慢性的な怪我は避けて通れない課題の一つです。石塚氏は、起こってしまった怪我を完全に治すことは難しいものの、関節の正しい動きを身につけることで、怪我を未然に防ぐことが可能であると強調しています。
特に、高いレベルで競技を行うアスリートほど、腹圧(お腹の圧力)が高まりすぎることで、身体に負荷がかかり、思わぬトラブルにつながることがあります。これらを適切にコントロールすることが、長く競技を続けるための鍵となります。

 

研修では、ストレッチポール®︎やアシスティック®︎といった体幹ケアツールを活用したケアが紹介されました。

研修に参加した、バスケットボール部を指導する先生からは、ツールを用いたケアの手応えと、今後の指導のあり方について次のようなコメントをいただきました。

「普段からストレッチポールなどを活用していますが、今日アシスティックを使ったストレッチを行った際、上半身がかなり温まり、可動域が変わるのを実感できました。バスケットボールはシュートを数多く打つため、どうしても関節に疲労が溜まったり硬くなったりする部分がありますが、このツールを使うことで通常のストレッチでは伸ばせない効果を体感でき、非常に面白いと感じました」
「どうしても日々の指導はトレーニング中心になりがちで、ケアの部分がおろそかになったり、生徒も『言われたからやる』という受け身になったりしがちです。しかし、今日学んだような『リテラシー(自分で自分の体をケアする意識)』を高める取り組みは、生徒自身が怪我の予防のために自分で考えて行動できるようになるという、今の指導における課題に対して非常に効果的だと感じています」

体幹ケアは、単なる筋力トレーニングではありません。「自分の体を知り、正しく動かし、守る」ための知恵です。高校生アスリートたちが、怪我に泣くことなく夢を追いかけられるよう、こうした取り組みは今後さらに広がっていくことが期待されます。